Sorenson Video3 Pro Codec画質の検証
churnrayでは、QuickTimeムービーで多く使われ、その画質を高く評価されているSorenson Video3コーデックの『PROFESIONAL EDITION』を使用しています。今回は、『STANDARD EDITION』との画質を比較してみました。
本当の実力
Sorenson Video3コーデックは、ウェブやPC上での再生を前提としたQuick Timeムービーでよく使用されています。他のモーションJPEGやシネパックなどに比べ低帯域での高画質が大きな特徴です。
しかし、Quick Timeをインストールしたデフォルトでの設定では『STANDARD EDITION』でしか映像のエンコードは行えません。Sorensonの本当の高画質を利用したいのであれば『PROFESIONAL EDITION』へのアップグレードが必須と言われています。
Quick Time "見本"を調査
Quick Timeの画質レベルを知る上で、よく例に出されるのがAppleのWEB"Movie Trailers"のページです。http://www.apple.com/trailers/
このページはQuick Timeの開発元AppleのWEBで、しかも画質を問われる映画のムービーを集めていることから、その品質を徹底していることは容易に想像がつきます。ではそれらのムービーにはどのようなフォーマットなのでしょうか?
画質の比較
以下のフォーマットで『STANDARD EDITION』と『PROFESIONAL EDITION』の画質の比較を行いました。
・画像サイズ:320×240
・映像ビットレート:1500kbits/sec
・音声データ:なし
・フレームレート:29.97bits/sec
結果
『Basic』によるエンコードは1PassのVBRのような動きをし、ビットレートを変化させているようですが、特にトランジッション後の映像細部にモザイク状のブロックノイズが見られます。また、全体的に動きの激しい箇所の細部にノイズが見られます。
『2PassVBR』の場合はそれらが改善され、かなり低いビットレートを設定しない限りブロックノイズは見られません。上手い"ビットレートの割り振り"が行われている事が解ります。すべての2Passによる可変ビットレートのエンコードで言えることですが、より長時間の、映像の内容に変化のある素材であれば、より上手い"ビットレートの割り振り"が行われ、画質の向上につながります。
但し、『2PassVBR』はそれだけエンコードに"時間"がかかる事も事実です。